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ディスガイズド・エンプロイメント ―名ばかり個人事業主

脇田滋 著

¥1,512(税込み)

2020年6月30日

ディスガイズド・エンプロイメント ―名ばかり個人事業主

ディスガイズ(disguise)=隠蔽。偽装。 「雇用類似」とか「雇用によらない働き方」と呼ばれる働き方がある。 実際には会社や契約先の指示通りに働きながら「雇用関係ではない」という理由で賃金、労働時間、労働災害など、労働者としての保護から外されるのだ。 それなら事業主として対等の取引ができるかというと、相手の指示・命令に一方的に従うだけだという。2020年春のコロナ問題は、こうした働き方の脆弱性を浮き彫りにした。 しかし国際社会はこうしたやり方をディスガイズド・エンプロイメントと呼び、使用者側の責任回避を許さない取り組みを進めている。 本書では、「雇用によらない働き方」の実態を紹介し、国際的視野に立った運動を提起する。 〈第1部 名ばかり個人事業主〉 各業界に広がる「名ばかり個人事業主」やフリーランスの働き方を紹介・告発する。 料理配達員(前葉富雄)、布団販売業(高橋正規)、電気計器工事(森 治美)、ホテル副支配人(渡邊亜佐美)、俳優・芸能界(森崎めぐみ)、音楽実演家(土屋 学)、英語講師(清水ひとみ)、ヨガ指導者(吉田明代)、クリーニング業(鈴木和幸)、美容師・理容師(原田仁希)、コンビニオーナー(酒井孝典)、ネット通販(勝又勇輝) 〈第2部 「雇用によらない働き方」に国際基準で立ち向かう〉 ILOの国際基準、欧米や韓国の取り組みなど世界の取り組みを紹介しながら、こうした働かせ方に対する規制と運動の方向を提起する。(脇田滋) 142ページ


脇田/滋

1948年大阪市生まれ。龍谷大学名誉教授(労働法・社会保障法)。「非正規労働者の権利実現全国会議」共同代表。「NPO法人働き方ASU‐NET」共同代表


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