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学習の友社
現役世代の社会保障
―政府の全世代型社会保障批判―
唐鎌直義 編著
2200(税込)
2025年9月30日

「全世代型社会保障」と言いつつ、世代間分断をねらった社会保障の縮小が進む日本。その対極には、GDP比2%、3%への際限ない軍事費の増大があります。4割近い労働者が、短時間、有期雇用、間接雇用などの不安定な働き方になった現在、こうした勤労者の立場に立った社会保障拡充が必要です。それはまた高齢者を大事にする社会保障でもあります。
本書は、賃金、教育、住宅、福祉、健康、老後、障害など各分野の社会保障の課題と、その財政的保障や人権についての基礎的考え方、職場・地域での運動の到達点を学びます。
<もくじ>
第1章 総論 現役世代の社会保障拡充へ(唐鎌直義)
第2章 現役世代の社会保障拡充――その具体的な展開
最賃1500円と最低生活保障(中澤秀一)
教育費完全無償化(石井拓児)/母子世帯の貧困(武藤敦士)
居住保障(佐藤和宏)/失業保障(唐鎌直義)
貧困が生む出す命の格差(林 泰則)
介護保険制度の現状と問題点(石田一紀)
公的年金制度(唐鎌直義)/障害者の貧困(酒井伸太郎)
第3章 社会保障拡充のための財政原則・指針(二宮厚美)
第4章 社会保障をめぐる基礎理論
新自由主義的社会保障改悪の現段階(横山壽一)
社会保障を支える人間観(牧野広義)
第5章 実践リポート
最賃運動(中澤秀一)/地域労働運動と社保協運動(原富悟)
子どもたちにもう1人保育士を(武藤貴子・薄美穂子)
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