
学習の友社
今日の「日米同盟」を問う -北東アジアの平和の流れのなかで
小泉親司 著
¥1,980(税込み)
2019年4月1日

長年にわたり日米軍事同盟の深層をリサーチしてきた著者が、「安保」と自衛隊の変質、米軍基地問題を歴史的に解説する。
もくじより
Ⅰ 朝鮮半島における平和の激動
Ⅱ 「日米同盟強化」の軌跡と現状
1 海外で米軍と一緒に戦争する態勢の強化・拡大
①大義ないアメリカのイラク戦争への参戦
②「世界の中の日米同盟」と自衛隊イラク派兵
③戦後初めての自衛隊海外基地の建設
④海外での武力行使をめざす集団的自衛権行使
⑤トランプ・安倍政権の「日米同盟第一」路線
2 沖縄・日本の米軍基地の植民地的な強化・拡大
①在日米軍基地の出撃基地化を強化する「米軍再編」
②「基地のない沖縄」をめざす県民のたたかい
③「本土の沖縄化」をめざす全国の基地増強
3 米軍との従属的一体化を強化する自衛隊の大増強
①安倍内閣の異常極まる軍拡政治
②9条改憲と「日米同盟の強化」
③「戦争する国づくり」と新しい軍国主義への蠢動
Ⅲ 日米軍事同盟打破・基地撤去のたたかいの展望
①「武力に頼らない平和」の世論と運動
②破綻した「日米同盟」強化路線
③「基地のない沖縄・日本」と日米地位協定の見直し
④北東アジアの平和へ日本外交の転換を
⑤「9条守れ」の国民的大運動を
Ⅳ 資料編
2005年日米2+2中間報告
2014年「集団的自衛権」閣議決定
2015年日米新ガイドライン
208ページ
小泉親司
1948年生まれ、栃木県出身。千葉大学教育学部卒。「しんぶん赤旗」ワシントン特派員、日本共産党中央委員会政治・外交委員、国際委員などを歴任。元参議院議員(1期、1998年~2014年)。現在、日本共産党中央員会基地対策委員会責任者、安保破棄中央実行委員会常任幹事、日本平和委員会理事