小林 武 著 （憲法学者・沖縄大学客員教授）

【もくじ】　　　　　　　　　　［四六判232頁］

第Ⅰ部　憲法と平和を沖縄から問う　

　第１章　沖縄――憲法のない戦後

　第２章　憲法と安保の矛盾の中の沖縄

　第３章　沖縄における平和的生存権のありよう

第Ⅱ部　平和的生存権を沖縄で活かす　

　第１章　平和的生存権と日本国憲法

　第２章　平和的生存権の可能性

　第３章　沖縄の二つの憲法訴訟における平和的生存権論

　補　章　沖縄の平和思想の特質を考える

「不条理を、沖縄の人々にのみ背負わせてはいけない」若き日の決意を胸に沖縄に移住した著者が、基地と隣り合わせの県民生活を見つめ、地方自治体の役割、自衛隊違憲論あるいは合憲論を前提にした平和的生存権の論じ方、沖縄の「平和思想」をつぶさに検証！