2026年7月号
今こそ、核兵器廃絶へ――社会運動の力で戦争を阻む
定価550円(税込)

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今年になってアメリカによるベネズエラ侵攻、イラン攻撃など、核保有国による国際法を踏みにじる力の支配への暴走が広がっています。日本の高市首相はそんなトランプに追随。核兵器廃絶の運動の意義は、ますます大きくなっています。NPT再検討会議では、少数の核保有国と核廃絶を希求する運動とのせめぎ合いがくり広げられました。世界的な市民の運動が核廃絶への道を切り拓きます(前川論文参照)。
8月6日、9日、何が起こったのか。被爆者の貴重な証言に耳を傾けましょう。原爆の非人間性。核兵器はぜったいに許すことのできない存在、そのことを胸に刻みましょう(山田インタビュー、志真論文参照)。今こそ地域、職場から核廃絶運動を。
本号では、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃の背景も深堀します。中東には、植民地主義の傷跡が深く残存しています。加えて、第二次大戦後のアメリカ帝国主義の世界戦略、その先兵としてのイスラエルの役割をつかむことが大事です。今回の戦争は、パレスチナのジェノサイドから継続する、一続きの侵略戦争と見るべきです。戦争に歯止めをかけるのが、世界の民衆の力だということも、あらためて深くつかむ必要があります(栗田インタビュー参照)。
労働運動は平和運動にいかに向き合うか。アメリカのイラン侵略は、物価高騰を激化させ、国民生活をさらに圧迫しています(岩本論文参照)。広島のソーシャルワーカーの声も示唆に富みます。出版労連教科書対策部の実践とともに、職能性の追求のなかで、平和運動にとりくむ労働者、労働組合の存在感が見えてきます。日常的な組合活動のなかに、貧困と暴力に抗する実践・思想が含まれています(齋藤論文参照)。経済闘争と平和運動(改憲阻止の運動)を、車の両輪で進めましょう。
特集 今こそ、核兵器廃絶へ――社会運動の力で戦争を阻む
「強さのないやさしさはいらんよ」――原爆被害者相談員の会に学ぶ実践の哲学
原爆被害者相談員の会 三宅文枝・櫻下美紀
原爆、私はあの日のことを忘れない
日本被団協中央相談所委員長 山田玲子
核兵器のない世界、非核平和の日本へ――原水爆禁止2026年世界大会の成功を
原水爆禁止日本協議会担当常任理事 前川史郎
峠三吉『原爆詩集』をひらく 「いまでもおそくはない」
ドイツ文学者 志真斗美恵
アメリカ・イスラエルによるイラン侵略をどうみるか――中東現代史の視点から(上)
千葉大学名誉教授 栗田禎子
目で見る学習 イラン戦争は私たちの暮らしにどんな影響を与えた?
日本平和委員会常任理事 岩本 悟
新自由主義に抗して平和を希求する――労働者の誇りと人間らしく生きるために
『学習の友』編集委員 齋藤道明
平和運動と経済闘争との結合――出版労連教科書対策部の取り組み
出版労連教科書対策部事務局長 吉田典裕
26国民春闘「地域を軸に共同で支え合った」――「戦争はイヤだ」「改憲させない」で立ち上がる市民
国民春闘共闘事務局長・全労連事務局長 黒澤幸一
生活規範としての民主主義と「生活の啓蒙」──デンマーク福祉国家から日本社会を問い直す
思想史研究者 小池直人
文化 韓流の交差点―ドラマで読みとく韓国社会〈隔月連載〉
関係性が照らしだす再生のドラマ――『誰だって無価値な自分と闘っている』
明治大学兼任講師 桔川純子
連載 労働基準法を考える
変形労働時間制の要件も緩和する?!
雇用共同アクション前事務局長 伊藤圭一
学びあいのチカラに『学習の友』を「私たちも活用しています」
労働組合運動の原点としての学びの場
埼玉 Pub commune JUMP 乾 剛史
勤労者通信大学のすすめ──集団学習の経験紹介
全司法が独自でとりくむ労働組合コーススクーリング
全司法労働組合中央執行委員長 中矢正晴
かがやいています
林精研労組中央副執行委員長 岸田拓直さん
同労組中央執行委員 岸本玲奈
あったかほっこりの労働運動
労組委員長を辞めたい
原冨 悟
自然と人間の共生
気候変動対策は国の義務
杉井静子
ジェンダー問題を考える
セクハラ・性暴力被害者の心理(下)──迎合的な態度
青龍美和子
労働運動情報
裁量労働制の適用拡大の阻止へ労働界が一致
佃 憲一
グローバルに見る
米国労組/未組織の組織化(1930 年代)
筒井晴彦
まんが おかしい~世界
HIRO