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2026年8月号

トランプが壊した平和――対米従属をのりこえる

定価550円(税込)
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 アメリカのトランプ政権が今、対外的にはイランへの侵略戦争、国内的には移民排斥など、世界とアメリカの民主的秩序を壊しています。その背景には新自由主義的グローバリズムがあり、歴史的にはアメリカ資本主義の発展が黒人奴隷制を不可欠の条件としてきた負の遺産が横たわっています。そのなかでもこの間、反ICEや反戦、新自由主義批判の新たな社会運動、労働運動が芽生えていることが注目されます(本田論文参照)。
 日本の勤労者の生活にも打撃を与えた、アメリカによるイラン侵略戦争。ようやく停戦合意が結ばれたものの、まだ事態は流動的です。侵略戦争を止めさせること。そして中東の平和な秩序をつくりあげるためにも、パレスチナ問題の公正な解決、イスラエルの占領地からの撤退が求められます。非同盟運動の再生が大きな課題です(栗田インタビュー参照)。
 トランプが壊した世界のなかで、日本は依然、対米従属を続けています。日米共同作戦体制がさらに強化され、日本は対中国最前線基地に。アメリカの引き起こす戦争の捨て石にされかねない状況です(吉田論文参照)。沖縄は軍事要塞化されつつあり、貧困化と戦争の危険が同時に進行する現実に直面しています(秋山インタビュー参照)。経済の軍事化も進んでいます(村上論文参照)。今こそ日本における安保批判の運動を強めなくてはなりません。
 このような時代に、労働組合・社会運動の役割は何でしょうか。港湾の軍事利用に反対し、ストライキを背景にたたかった全港湾沖縄地本の実践は示唆的です。労働・生活と結びついた平和意識の形成も課題です(秋山論文)。トランプの足もとのアメリカでは、労働組合と社会運動の共同による、地域住民や青年、高校生をも巻き込んだトランプ独裁、移民排斥とのたたかいが始まっています。日本の労働組合の社会的役割が問われています(本田論文、山本インタビュー参照)。

軍拡と米日軍事一体化は戦争への道
ジャーナリスト 吉田敏浩

トランプが壊したアメリカ、世界――立ち向かう民衆運動
獨協大学教授 本田浩邦

アメリカ・イスラエルによるイラン侵略をどうみるか――中東現代史の視点から(下)
千葉大学名誉教授 栗田禎子

日米防衛産業一体化と日本産業
中央大学教授 村上研一

軍事要塞化する沖縄の今をどう見るか――生活と平和を結びつけて
沖縄国際大学 秋山道宏

現場の教育への不当な介入は許されない――政治教育の大切さ。アメリカの経験から学ぶ
和光大学名誉教授 山本由美

港の軍事利用に反対する産業別ストライキ――全日本港湾労働組合沖縄地方本部のたたかいに学ぶ
全港湾沖縄地本書記長 諸見 力

原民喜の被爆体験とその死――「夏の花」を中心に
文芸評論家 澤田章子

労働者のための住宅問題入門
 住宅政策の新自由主義化
高崎経済大学 佐藤和宏

労働基準法を考える
 規制緩和を正当化する考え方
雇用共同アクション前事務局長 伊藤圭一

学びあいのチカラに『学習の友』を「私たちも活用しています」
 『学習の友』の読み合わせ継続中─「みんなで読む」ことに意味が
長野地域民医連労働組合 傳田明美

勤労者通信大学のすすめ──集団学習の経験紹介
 沖縄県労連の対話と学びあい実践
沖縄県労連議長 穴井輝明

かがやいています
 山口自治労連執行委員 小川大祐さん
同書記長 三谷 裕

あったかほっこりの労働運動
 国旗損壊処罰法案
原冨 悟

自然と人間の共生
 東京奥多摩の森、100年後の森にクマが貢献
杉井静子

ジェンダー問題を考える
 災害対策とジェンダー
青龍美和子

シリーズ貧困の現場から
 非正規公務員が非正規公務員にパワハラ? 〝被害〟の体験談を書かないわけ藤田和恵

グローバルに見る
 米国労組/未組織の組織化(1995年以降)
筒井晴彦

川柳「砂時計」
笑い茸

まんが おかしい~世界
HIRO

労働者教育協会第66回総会

本の紹介 山田敬男著『新 戦後日本史――社会変革への挑戦』
西尾泰広  

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