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『学習の友』新連載
2024年12月号～2025年10月号（全11回）
（Googleフォームが開きます）
今日大きな課題となっている格差問題を考える時に、歴史の中の女性労働者たちの運動は様々な示唆を与えてくれます。戦前・戦中の女性の苦難。戦後も不十分だった女性の権利と賃上げ。その後の男女別定年・結婚退職・男女別賃金など女性差別の是正を求める数々の裁判闘争、さらに新自由主義とのたたかい、急増する非正規雇用と貧困問題など。第一線で活動する女性執筆者の提起から、ジェンダー平等をめざす労働運動を考えます。
連載予定（いずれも仮題です）
戦前・戦中の女性労働者
第１回（2024年12月号）
戦前・戦中の女性労働者―女性労働者はどう扱われ、どう闘ってきたか？
加藤千香子 （横浜国立大学名誉教授）
日本資本主義と女性労働者／「女工」という名の女性蔑視／工場法の制定／自らの要求でたたかった女性労働者／戦時の女性労働／戦後「家庭へもどれ」／労働組合でいかす戦前の経験
戦後の女性労働運動
第2回（2025年1月号）
女性労働者の要求と運動に学ぶ（1945～1980年）
豊田眞穂 （早稲田大学教授）
占領下における労働組合婦人部結成の闘い、ＧＨＱによる干渉／総評時代の女性労働者の闘い／高度成長期の女性労働者の拡大と要求・運動の前進
第3回（2月号）
労働戦線の統一と全労連発足から（1989～1999年）
伍 淑子 （元国公労連女性協議会議長）
時代背景と統一労組懇発足・婦人連絡会(1979年～1989年)
均等法闘争（男女雇用均等法制定⇔労基法改悪反対闘争）派遣法成立
第4回（3月号）
国連女性差別撤廃条約採択・ILO156号条約批准と地域の草の根運動
柴田真佐子 （婦団連会長・元全労連女性部長）
国際女性デー・母親大会・はたらく女性の中央集会・国際婦人年連絡会
女性労働者たちの裁判による闘い
第5回（4月号）
戦後の女性労働者たちの裁判闘争と国の労働政策の変遷
―男女別定年・結婚退職・賃金差別ほか
今野久子 （弁護士・東京法 律事務所）
ジェンダー平等をめざして
第6回（5月号）
新自由主義がもたらしたジェンダーバイアス
石田好江 （愛知淑徳大学教授）
「フェミニズム」と日本社会、長時間労働・過労死・働き方改革と女性の働き方
第7回（6月号）
日本におけるセクシュアル・ハラスメント認識の歴史と法的問題点
―「包括的差別」禁止法を展望して
角田由紀子 （弁護士）
第8回（7月号）
雇用の非正規化・多様化、非正規雇用の増加、非正規雇用労働者の権利を求める闘い
川西玲子 （NPO法人働き方ASU-NET）
パート労働者の増大、均衡処遇の要求、女性労働者の運動・歴史を切りひらいた裁判闘争
第9回（8月号）
男女同一労働同一賃金のごまかしと女性労働者の貧困化
浅倉むつ子 （早稲田大学名誉教授）
均等法・派遣法の問題点と女性の低賃金／政府・財界の女性労働政策／ケア労働者の権利と賃金
第10回（9月号）
外国人女性労働者の人権侵害
本多ミヨ子 （ＮＰＯ法人・移住者と連帯する全国ネットワーク事務局長）
未来をひらく―女性労働運動
第11回（10月号）
未来をひらく女性労働運動―自由な働き方と働く権利を守る
寺園通江 （全労連女性部事務局長）
ジェンダー平等の主流 化の課題／国際的に遅れたジェンダーギャップを大転換
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