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2025年10月号

ケア労働者の賃上げを!

定価550円(税込)
​(Googleフォームが開きます)

 ケア労働者の低賃金、人手不足がさらに深刻になっています。全労連は9月から12月まで「ケア労働者の賃上げアクション」を展開します。今月号では、このアクションに連帯する特集を組みます。
 なぜケア労働者は低賃金なのでしょうか。社会保障を切り捨て、ケア労働者の賃金を抑えてきた政治の責任が問われるべきです。特に新自由主義的構造改革が大きな要因です(今号、黒澤、岡野、岡﨑、伊藤各氏の論文を参照)。
 同時に、ケアの軽視は資本主義の利潤第一主義にも深く根差し、そして歴史的にケア労働を女性に押しつけてきた、女性差別の構造も背景にあります(岡野氏インタビュー)。
 今こそ職場・地域からケア労働者の賃上げアクションを展開しましょう。
 この間、ケア労働者たちのたたかいは、貴重な経験をつくりだしています。地域住民に支えられるストライキ闘争(長野県医労連)、職場での対話の上に展開される賃金闘争(福祉保育労神奈川)、そして地域に出て行って、広範な病院、介護事業所と対話し、その声を背景に自治体へ要請する運動も活発に展開されています(長野県医労連、京都医労連、しまね自治労連)。
 こうした運動がケア労働者の専門性に支えられている点も大切です。
 これらの経験を大いに学びましょう。
 そして新自由主義を乗り越え、社会保障を抜本的に拡充し、大企業負担・富裕層課税を求める根本的な政治変革が切に求められます。「ケアを貶める社会からケア中心の社会へ」──いまこそ学びと運動を広げましょう(岡野、岡﨑、梅原各氏の論文を参照)。

医療・介護労働者の賃上げを! ストライキと自治体請願──組合員参加と地域世論を支えに
長野地域民医労 傳田明美、長野県医労連 傳田 泉

ケア労働者の大幅賃上げを緊急に 診療・介護・障害福祉報酬の臨時改定を求める
国民春闘共闘・全労連事務局長 黒澤幸一

ケアを貶める社会から、ケア中心の社会へ──ケア労働の尊厳を守り、地域と労働組合の連帯を
同志社大学教授 岡野八代さんインタビュー

ケア労働者の労働条件と社会保障政策
佛教大学教授 岡﨑祐司

社会保障拡充の財源をどうするか
大阪経済大学名誉教授 梅原英治

「いのち守るキャラバン行動」、現場の仲間とともに──医療政策を変えるために、地域からの対話と共同
京都医労連書記長 坂田政春

訪問介護基本報酬引き下げ問題への取り組み──介護事業所と労働組合の〝共闘〟
しまね自治労連執行委員長 塩冶隆彦

介護労働者はなぜ低賃金か、いかに打開するか─国賠訴訟から見えてきたもの
ホームヘルパー国賠訴訟原告 伊藤みどり

仲間との対話と交渉の力で、大幅賃上げ──保育士としての誇りを胸に──
福祉保育労神奈川県本部書記長 平本暁子/福祉保育労書記長 澤村 直

見える組合活動の新境地──警備員のストライキ集会はエンターテイメント強めに!
JMITU CSPユニオン 堀 一洋/JMITU東京西部地協 戸久世洋樹

連載 ジェンダーの視点から戦後女性労働運動をふりかえる(最終回)
私らしく生きるために──ジェンダー平等実現における労働組合が果たす役割
全労連女性部事務局長 寺園通江

連載 憲法そもそも論講座
司法の独立を守り、より良き司法をめざすたたかい
労働者教育協会副会長・弁護士 青龍美和子

かがやいています 自治労連岡山県本部青年部副部長・松尾優佑さん
高梁市職労書記長 岡﨑加奈子

あったかほっこりの労働運動
 時代と青春
原冨 悟

自然と人間の共生
 暑かった今年の夏──温暖化への公的支援を
杉井静子

まんが おかしい~世界
HIRO

川柳「砂時計」
笑い茸

労働運動情報
 最低賃金改定で上積みと遅延のせめぎあい
労働ジャーナリスト 佃 憲一

グローバルに見る 
プラットフォーム労働者の団体交渉権
労働者教育協会理事 筒井晴彦

学習教育運動コーナー
 70周年を迎えた関西労働学校と地域労働学校の再開
関西勤労協 海道智紀

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