2026年3月号
すべての労働者の春闘──非正規労働者、ケアワーカーの賃上げを!
定価550円(税込)

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本号では、全ての労働者の賃上げをめざす春闘再生の方向を考えます。
すすむ格差、貧困、物価高(目で見る解説)。そのなかで注目したいのは非正規春闘です。大企業正社員中心の春闘では光があたらなかった非正規雇用労働者、ケア労働者たちの横断的な賃上げ闘争の試みです (尾林さん論文) 。
トーゼン労組による外国語学校、外国人教師組織化の実践は貴重。連合加盟の労組が潮流を超えて非正規春闘に結集。排外主義に抗する意味でも、大切な実践です(奥貫さんインタビュー)。
大都市神奈川の非正規女性労働者が非正規春闘に参加。非正規の当事者が職場を超えて、地域を拠点に連帯する姿に、新たな運動の担い手が示唆されています。
神奈川労連がこの動きを支援、ローカルセンターの役割が発揮されています(粉川さん山田さん対談)。
東京医労連も、地道な非正規組織化、均等待遇のとりくみをすすめています。東京ヘルパー労組による介護労働者の組織化の試みは注目されます(青山さんインタビュー)。
ケア労働者の賃上げについては、岡山医療生協労組のたたかいが貴重。学習と仲間づくりを土台に、ストライキを打てる組織をつくってきました。
そうした運動の力でベアを実現。春闘で現場からの連帯を培いましょう。
非正規雇用労働者組織化を軸とした運動は、戦後労働運動の最良の伝統でもあります。労働運動の歴史に学びましょう(兵頭さん論文)。
軍拡と社会保障切り捨て、政治の反動化が進む中での26春闘となっています。
新自由主義を打破し、社会保障の抜本的拡充の方向性を学ぶことが求められます(目で見る解説+唐鎌さん論文)。
アメリカのベネズエラ侵攻は国際法、国連憲章の重大な侵犯です(新藤さん論文参照)。こんなアメリカに日本は追従するのか?平和な国際秩序づくりは喫緊の課題。日本の役割が問われます。
軍拡ではなく、平和と社会保障を――そうした社会変革の視点をもって春闘にのぞみましょう。
〈目で見る解説〉賃上げこそ日本経済を立て直す道
国公労連 井上 伸
26非正規春闘のたたかい
首都圏青年ユニオン委員長 尾林哲矢
多国籍労組「東ゼン労組」と非正規春闘――「自分でもできる」「非正規でも春闘できる」を広げていく
東京ゼネラルユニオン委員長 奥貫妃文
非正規労働者の、職場を越えた連帯へ――闘う当事者の横断的なつながりを求めて
〈対談〉全労連・全国一般神奈川地本 粉川朋子/首都圏青年ユニオン委員長 尾林哲矢
非正規の当事者と結びつくローカルセンター――神奈川労連と非正規春闘
〈対談〉神奈川労連事務局長 山田浩文/首都圏青年ユニオン委員長 尾林哲矢
東京における、医療介護の非正規労働者の組織化
東京医労連書記長 青山 光
ケア労働者、連帯の力でストライキへ――ベースアップを勝ち取る
岡山医療生協労組 岡 小百合、岩本千鶴
日本の労働組合は未組織労働者の組織化にどう取り組んできたのか
専修大学教授 兵頭淳史
社会保障と憲法25条――モラトリアム化したプログラム
元立命館大学教授 唐鎌直義
〈知っておきたい〉日本の軍事費を考える(続)――財政原則無視のオンパレード
(編集部)
米国のベネズエラ侵略の真の目的
ラテンアメリカ研究者 新藤通弘
原発事故から15年 福島甲状腺がん被ばく発症に2つの波
京都工芸繊維大学名誉教授 宗川吉汪
〈本の紹介〉 長澤高明著『首相の解散権を斬る─7条解散はいかに政治を歪めてきたか』
立命館大学教授 小堀眞裕
〈新連載〉労働基準法を考える
労働基準法見直しの動向
雇用共同アクション前事務局長 伊藤圭一
文化 ドラマで読みとく韓国社会
法は誰を守るのか──『プロボノ:あなたの正義、救います!』が提起する問い
明治大学兼任講師 桔川純子
『学習の友』拡大月間 「私たちも活用しています」
学び合いが魅力の『学習の友』 30分学習で仲間の成長が喜び
自治労連沖縄県事務所 長尾健治
勤労者通信大学のすすめ──集団学習の経験紹介
青年の声にこたえ、「学習と教育」の一環として勤通大受講
全印総連・日本機関紙印刷所労働組合 小林由幸
かがやいています 全労連・全国一般東京 大きなかぶ分会 芝山良三さん
全労連・全国一般東京地本委員長 山田博樹
あったかほっこりの労働運動
トランプ桃太郎
原冨 悟
自然と文化の共生
環境法廷――自然の権利を認めよ!
弁護士 杉井静子
連載 ジェンダー問題を考える
女性の賃金も引き上げを!
弁護士 青龍美和子
労働運動情報
「ベア」を交渉スタンダードに
労働ジャーナリスト 青山 悠
グローバルに見る
ILO/前進する社会正義
労働者教育協会理事 筒井晴彦
まんが おかしい~世界
HIRO