2026年5月号
新自由主義に立ち向かう青年たち
定価550円(税込)

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いまの青年たちは、新自由主義の時代に生まれ育った世代です。新自由主義は労働運動、社会運動を後退させてきました。こうしたことが青年の意識や感性にいかなる影響を与えたのでしょうか。自己責任論の内面化、孤立化、個人化の進行について考えます。同時に青年たちが閉塞状況を新たな連帯・共同によって切り拓こうとしていること、労働組合がそのための大切な場であることを想起しましょう(中西インタビュー、齋藤論文参照)。
新自由主義下、労働現場のなかで、青年が低賃金、過重労働、成果主義、リストラなどで苦しんでいます。そのリアルな実態を直視しましょう。彼ら彼女らはいかに模索し、困難にどのように立ち向かっているのか――青年ユニオン、回転寿司ユニオン、アルファベットユニオンの青年たちのたたかいの教訓について考えます。職場のなかに非正規雇用労働者のコミュニティが形成され、そこから若い活動家が生まれつつあります。そしてジェンダー平等の権利意識の上に、階級的なたたかいに踏み出していった女性たちの生き方も示唆的です。
新自由主義とのたたかいという点では、「地域で集まる」共同を追求し続けている東京土建の運動も、多くの労働組合が学ぶべき連帯の原点を指し示しています(巻頭カラー参照)。
高市政権の軍事化の背景を考察しましょう。現代の新自由主義・グローバル化と軍事大国化とは深く関連しています。私たちの暮らしと平和の問題は、これまで以上に密接につながる時代になっています(進藤論文参照)。
こうした軍事大国化とたたかううえで国際連帯は大切です。本号ではアジアの労働組合との連帯の意義について、青年活動家が語りあっています(桃井、野口対談参照)。もうすぐメーデー。これを機会に、激動の現代における国際連帯のあり方を考えましょう。
新自由主義ネイティブの抱える個人化と剝奪された主体性――青年へのまなざしと労働運動の持つ共同の力
横浜市立大学名誉教授 中西新太郎
NISAという新自由主義的な自己防衛を超えて――「孤独な投資家」から「連帯する労働者」への転換 『学習の友』編集委員 齋藤道明
ベテラン・アルバイトによる職場闘争とその思い――回転寿司ユニオンを支える職場青年リーダー
回転寿司ユニオン 高野真人(仮名)
成果主義に抗する学生バイトと職場コミュニティ――首都圏青年ユニオンによる「ノジマ」の組織化
首都圏青年ユニオン 藤野茉子
多国籍資本と立ち向かう青年組合活動家――ジェンダー問題への思い、そして階級的なたたかいへ
JMITUアルファベットユニオン委員長 小林佐保
ILO国際レイバーフェスタに参加して
アジア労働運動との連帯の重要性――韓国で若手活動家が肌で感じた国際連帯
札幌地域労働組合 桃井希生・全労働省労働組合 野口冬彦
〈地域で集まる〉、そこから仲間が広がる――基礎組織を土台に、運動のなかで組織拡大を
東京土建組織部 伊藤 仁
高市政権と軍事大国化(上) 都留文科大学 進藤 兵
学問の自由と教育を受ける権利 それを保障する財政のあり方は
和光大学名誉教授 山本由美
文化 韓流の交差点―ドラマで読みとく韓国社会〈隔月連載〉
声なき声に耳を傾ける「労働者の伴走者」――ドラマ『労務士 ノ・ムジン』が照らし出す現代社会の歪み
明治大学兼任講師 桔川純子
労働基準法を考える
公益委員、裁量労働制の欠陥を指摘
雇用共同アクション前事務局長 伊藤圭一
学びあいのチカラに『学習の友』を「私たちも活用しています」
自然と前向きになれる『友』
みえ労連事務局長 髙岡秀基
全労連・労働者教育協会共同アピール2026
勤労者通信大学で学習し、「対話と学びあいで仲間を増やし」「たたかう労働組合のバージョンアップ」を
かがやいています
全労働省労働組合神奈川支部書記次長 谷澤拓也さん
同支部書記長 小原晟弘
あったかほっこりの労働運動
壮大なムダ使い
原冨 悟
自然と人間の共生
近代化 変わる人と山林との関係
弁護士 杉井静子
ジェンダー問題を考える
登山とジェンダー
弁護士 青龍美和子
貧困の現場から
権利主張は「正義厨」、『朝日』読者は「怖い人」――当事者たちの言葉から
ジャーナリスト 藤田和恵
グローバルに見る
軍事費削減をもとめる世界の労働組合
労働者教育協会理事 筒井晴彦
まんが おかしい~世界
HIRO