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若者のホンネを聞くことの大切さ

  • 労働者 教育協会
  • 2024年10月24日
  • 読了時間: 2分

5月16日の「『学習の友』オンライン読者会」は、東京都立大の杉田真衣さんをゲストに、5月号36ページ「不安定雇用を生きる女性労働者と労働運動」について交流しました。

杉田さんは、90年代後半に大学に通っており、氷河期と言われる時で、直接影響し就職が難しく若者は、怠けていると言われ、就職状況が劣化していたとのことです。

そういう状況の中で、アルバイトしながら大学院に通い厳しい生活をしていたが、首都圏青年ユニオンをつくった人たちと一緒に活動したそうです。

そして、現在は「首都圏青年ユニオンを支える会」の共同代表をしているそうです。

大学での専門は、教育学ですが社会学にもかかわりながら教育学をやっているそうです。

その関係で、偏差値の低い高校とかかわり、そこで生徒たちを支えている教師の方々の取り組みに感動し、いまでもかかわりを続けているとのことでした。

2000年代に非正規の方々とかかわり、都立大の研究グループで高卒後5年間の追跡調査を行い、暑中見舞いや年賀状など信頼を勝ち取る努力もしながら本にまとめるなどしてきたとのことです。

2000年代、時給は800円できびしい生活を強いられ、学歴による差別や非正規ということでシフトを減らされ退職に追いこまれる。

そして、性産業へと流れる実態なども見えてきたそうです。

正規の就職が難しく、先が見えない中で「長く生きたくない」「30歳になる前に死にたい」などの思いも出されたそうです。今の若い人は「悩みがあっても相談しない」特徴があり、それは、相手に「負担をかけたくない」との思いからのようです。

首都圏青年ユニオンのように職場に信頼できる人がいることが大事であり、そこに労働運動の必要性があることが語られました。

職場に「思いやりのある、優しい」存在が必要だと感じました。

交流では、精神疾患で正規につけなかった経験や相談できない思いなども出されました。また、非正規としてトリプルワークをしている現状なども話されました。

質問として、教育状況の実態はどうなっているのか、「相談できない」ことや若者の指示待ちの状況をどう考えたらいいのか、などが出され交流しました。

 
 
 

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