関東大震災朝鮮人虐殺、歴史教育の課題を考える
- 労働者 教育協会
- 2024年10月24日
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8月22日の「オンライン読者会」は日朝協会会長の関原正裕さんをゲストに迎え、「関東大震災朝鮮人虐殺、歴史教育の課題を考える(8月号P42)」について交流しました。
日本政府だけでなく、現東京都知事など少なくない政治家が「朝鮮人虐殺の事実が確認できない」と詭弁を弄して加害の歴史を隠蔽しようとしていますが、こういった人たちの言うことが「おかしい」と見抜き、同じ過ちを繰り返さない未来をつくっていくためには、私たちはもっと歴史を学ぶこと大事だと感じました。
日本政府は震災の際に朝鮮人が日本人によって虐殺された事実について、政府の関与した事実に蓋をし、隠ぺいする姿勢を取り続けています。
しかし、関原さんを含めて多くの人々の調査によって、国家が「不貞鮮人が暴動を起こしている」という公式文書を出し、そのことによって組織的な虐殺が行われたことは明らかとなっています。
これらの調査結果を踏まえ、埼玉県知事の大野氏は2023年に朝鮮人虐殺の事実を認め「デマに基づいて朝鮮人に対する虐殺があったということについては、痛心に堪えない」と会見を開きました。
歴史的事実に対し、「事実が確認できない」という日本政府の詭弁は通用するものではありません。
併せて、「朝鮮人虐殺は、突発的に起こったことではなく、それまで培われてきた日本人による朝鮮人への差別意識から来ている」との指摘も重要だと感じました。
日本が朝鮮半島を植民地支配していく中で、朝鮮民族を差別し、虐げてきた歴史の延長線上に、この虐殺があるという指摘はとても大切な視点だと感じました。
私たちはもっと、歴史の「事実」を知らなければならないと改めて感じました。
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